「ありがとう」

フツーに暮らしたい「双極性障害者」の悪あがき日常日記

読了とわたしの心の中

こんにちは。


今日はこちらを読了しました。

精神腫瘍医という、がん患者専門の

精神科医が書かれたご本です。


わたしは常に希死念慮と同居

してるので、本当に死と直面

してる人達の心境とかそれに

向き合う医師のお話を読んで

みたいと思いました。



がん患者の悩みを理解するためには

その人がどんな人生を歩んできて

何を大切にして来たか等を

聞いて行くそうです。


やはり精神科医なので、その人の

根源に何があるのかを聞くのですね。


患者さんもお話して行くうちに

自分がどうして、こんな風な

考え方(人間)になったかに

気付く事があるようです。


こういう風にわたしも自分の

生い立ちや環境を考えて

どうして、今こんな考え方を

するのかとか、生きてる意味とか

よく考えてます。


この本、自体は良かったけど

今までの人生を振り返って

がん患者さんのような気持ちには

なれません。

(がん当事者じゃないのだから当然)


でも書かれてる「must」の声

に反して「want」の気持ちに

生きると云う方法は納得出来ました。


人間、しがらみや立場に縛られて

「こうあるべき」自分でいようとして

「こうしたい」気持ちを抑えつけ

てるって事って多いものです。


まあ、自分に正直に生き過ぎるのも

問題はありますが。


読み易く、内容も良かったです。

ただ、この本を読んで、やはり

わたしの心は死んでると思いました。


うつ状態を抜け出したら

生き返る事もありますが

今は何をしても心に響かないし

光の無いトンネルの中に

居るような毎日です。




*おわり*